背景/課題
・京都の世界遺産でありながら拝観者数は減少傾向にあり、企画も単発的な実施にとどまり、持続的な成果に結びつかない状況が続いていました。
・寺院運営の組織体制が未確立であり、中長期的な目標設定や、関係者の役割分担・評価基準が曖昧な状態にありました。
・属人的な判断や場当たり的な施策が中心となっており、組織としての戦略的なアプローチが課題となっていました。
・15万点を超える膨大な文化財と200万坪もの広大な境内を次代へ継承していくためには、管理・保全コストを安定的に賄う、持続可能な収益基盤の構築が急務でした。
施策
・「5年後、10年後のあるべき姿(ビジョン)」を定義し、定量的・定性的な両面から現状分析を徹底することで、理想と現実のギャップ(=取り組むべき本質的な課題)を明らかにしました。
・このギャップを埋めるべく、中期的な戦略を策定し、組織の根幹から変革する具体的な施策を順次実行に移しました。
【具体的な施策例】
・持続的な運営を可能にする強固な組織・体制の構築。
・人事評価制度の導入を含む、組織力向上および関係者のモチベーション強化。
・プロ意識を高める意識改革および行動変革の促進。
・中長期的な視点に基づく、戦略的な企画立案とプロモーションの実施。
成果
・施策開始後、拝観者数は約3割増加し、それに伴い持続的な収益基盤を確立することができました。
・ブランド価値の向上が国内外の企業や一流ブランドから評価され、継続的なコラボレーションや新たなビジネスパートナーシップを実現しました。
・組織体制の整備と評価制度の導入により、関係者のモチベーションと生産性が劇的に向上しました。その結果、サービス品質が高まり、拝観者やお客様満足度のさらなる向上へとつながっています。


